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パーマパーマの歴史

パーマの起源は古代エジプトの泥パーマと言われ、髪に泥を塗り木の枝に巻き付けて天日干しで一時的なウェーブ(ヘアセット)を掛けたと記録に残っている。

20世紀に入り電気パーマ(電髪)が発明された。原理は毛髪に化学反応と熱を用いて水に濡らしてもウェーブが落ちない永久的な天然パーマ、パーマネントウェーブ(パーマ)の始まり。日本では大正時代から昭和初期に大流行となった。ただし器具を用いて高温で施術するために髪の損傷や頭皮の火傷などのトラブルもあった。

1940年ごろアメリカでチオグリコール酸を用いて室温でパーマを掛けるコールドパーマが発明された。邪魔なコードから解放され、施術も簡単になりその後パーマ黄金時代が長らく続いた。ただし毛髪の主成分の最大でも20%程度しかパーマ剤が作用しないという絶対的なパーマ理論のために、髪が濡れている時はウェーブカールがしっかり再現するが髪が乾くとダレやすい。無理して加温したり強いパーマ剤を使用するとチリチリパーマになる。

絶対的なパーマ理論の限界を超えるため、2000年ごろから登場のデジタルパーマは電髪と原理は同じくパーマロットを加熱するのでダメージヘアのリスクが大きく、パーマデザインも限定的である。ウェーブカールの持ちは良いが、機器類の取扱や施術の面倒さと顧客への頭皮の鬱陶しさがある。

2007年にタカラベルモントから登場のエアウェーブはデジタルパーマよりもソフトなウェーブカールに仕上がり、コールドパーマよりもウェーブカールの持ちは良いが、施術の面倒さと電熱(温風処理)を利用するのでダメージヘアのリスクが大きい。

楽楽パーマは一切引っ張ることなく優しくワイディングでき、大きめ輪ゴム(#18)で一重掛けでもしっかり固定できる

楽楽パーマは開発試作までに20年を費やし、超軽量化ロットに特殊ラバー加工により施術者は力まずにノンテンションのワインディングが出来るように設計最適化されている。顧客はひっつれなどパーマロットの存在感がなく快適に施術を受けられる。パーマ剤はコールドパーマ(水タイプ)を選択で中間水洗もスポイト使用で簡単。仕上がりは再現性の高いセット風の美パーマの実現。

左からワイディング後、仕上がり、4日後の自撮り