くせ毛、縮毛、天然パーマについて

 多くのwebサイト及びに美容業界では、くせ毛を短所としていました。最近はくせ毛を生かす方向の変わってきたと思います。当店ホームページ公開頃(90年代)は、くせ毛を生かしたカット技術など皆無でしたので、当店HP公開の影響と思います。長年くせ毛は、ストレートヘアを目指し縮毛矯正による仕上げが主流でした。(現在は?)

 くせ毛を生かすとは、どう言うことかと言いますとヘアセットの場合では、くせ毛のウェーブカールをそのままに、魅惑的な天然パーマに見せることです。当然ブローセットなどで、せっかくの天然パーマを伸ばすなどもってのほかです。ハンドドライ(手とドライヤーのみ使用)で髪に適度な水分量を残しながら、美しい艶髪のウェーブカールを浮かべて、手中に優しく包む(多少は熱いかも)気持ちで一心に仕上げます。どなたでもその気になれば仕上げられると思います。

*2020年の感想、ダイソンハンドドライヤーのアタッチメントを使用するとくせ毛(パーマスタイル含む)のウェーブカールが綺麗に再現できます。所要時間は20分前後はかかります。

 カット技術でくせ毛を生かす場合は、ドライカットでないとむずかしいと思います。シャンプーなどして、髪をウェットにすると普段の自然の状態が見えないので、くせ毛のウェーブカールを生かしたカットは上手くいかないと思います。

【くせ毛、縮毛、天然パーマについて】くせ毛縮毛は、毛根形状でキマり生まれつきで、変化しないとされています。幼少の頃は、くるくるとした天然パーマだったのに、小学生の頃にはストレートヘアに変わっていたなんて事もよくあります。幼児期までの髪は髄質が少なく細毛、軟毛、扁平毛で、そのぶん髪の張りが弱く、くせ毛が現れやすいです。年代による髪の太さ(髪の水分量と髪の張りに関係)の変化で、本来の髪質が弱まったり、はっきり現れたりします。

【くせ毛とちぢれ毛(縮毛)の違いは?】くせ毛は髪のちぢれが比較的に目立たずに、くせのウェーブカールがパーマのように見られます。髪のちぢれが目立つのが縮毛です。実際は両方の性質が混在しています。頭髪全体(約10万本)で見ても同じ髪質ではなく、直毛、扁平毛、連珠毛、捻転毛などに分かれます。1本の髪でも、細毛〜太毛がランダムに変わり、直毛から捻転毛などが複雑に混在しています。下画像参照

【髪質と美容界のながれについて】長年のサロン業務で感じたことは、私が美容師になりたての頃(30年以上前)は、くせ毛縮毛のお客様の来店をあまり見たことがなく、ほとんどがサラサラ直毛の髪質のお客様だったと思います?髪の悩みは、サラサラ髪が顔にかかりじゃまと言うものです。顔周りに髪がかからないように短めにカットして、パーマを掛けるのが主流でした。世の中もパーマスタイル(ちりちりパーマも多かった)が当たり前なので、くせ毛縮毛の悩みなど無かったのかもしれないです。

【近年の髪質の変化】よく言われているのは、食生活の欧米化で髪質が変わり、くせ毛が増えたのではないかです。私にも原因はさっぱり分かりませんが、長年のサロン業務では、昔に比べ確かに、くせ毛のお客様が増えたと思います。パーマがほぼ廃れ、縮毛矯正の増加に関係するのかと思います。

連珠毛

捻転毛

 上画像は連珠毛と言いまして、髪の毛1本を指で軽くしごくとザラザラした感触が有りますカラー画像の方は捻転毛と言いまして断面が扁平で大きく捻れています

矢印は、髄質欠損箇所

矢印真中の鉛筆の芯の様な白いラインが髄質です。

髪の太さ0.12mm

1本の毛髪でも、太さに、ばらつきが有ります。

矢印は、髄質欠損箇所

細い髪は髄質が無い事が多いです。

髪の太さ0.05mm

 上白黒画像9点は、すべて同一のお客様の髪の毛です。同じ頭髪及びに1本の髪の毛でも、連珠毛、捻転毛は混在し、髪の太さも極端に違います! 髪の毛の構造は、毛表皮(キューティクル)皮質髄質の3層から出来ています。のり巻きに例えると、のりが毛表皮・ご飯が皮質・かんぴょうが髄質となります。毛表皮は髪の毛のよろいの役目で、皮質は水分保持等で髪質を決定し、髄質は髪の強度に関係します。縮毛の場合は、毛表皮・皮質・髄質共に分布にムラが多く、結果的にドライ毛で傷み易い髪質になります! 縮毛のヘアケアのポイントとは、水分保持と髪を傷めない事ですが、特にお髪の水分保持が重要!

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